六日町の積雪は50センチになりました、こんにちは、コダックです。
2012.1.30 15:52 石打/大沢 KYといっても「空気読めない」ではなく、製造業や建設業の方ならよくご存知の「危険予知」のKYについて撮影考最後(の予定)のお話をここではさせていただきます。 ●最新の気象情報をチェック! 新潟地方気象台のデータをもとにした新潟県庁による雪情報システムが12月から3月いっぱいまで運用されています。 県内全市町村の更新時の積雪量と、10時から17時および17時から翌朝10時までの予想降雪量を毎日2回更新(9時頃と16時頃)しているもので非常に役立ちます。下記URLからご覧になって、出かける前の参考にして下さい。 http://www.chiiki.pref.niigata.jp/yuki/ ●最新の運行情報もチェックだ! 「雪に強い鉄道」は遠い昔の話、残念なことですが安全意識や人手不足など鉄道を取り巻く情勢の変化で最近の雪国の鉄道はじつによくストップしてしまいます。北越急行は新幹線並みの雪対策がさいしょから施されており滅多なことでは止まらないのですが、越後湯沢~六日町の豪雪、直江津以西では海からの強風がネックになってしばしば「はくたか」を悩ませています。強風の場合は打つ手なく運休となってしまいますが、越後湯沢付近の上越線が止まった場合、「はくたか」は航空機のように長岡へ目的地を変更して運転されます。 長岡ダイバートの場合は前日までに決定することが大半ですのでJR東・西両社の運行情報は必ず確認して出発しましょう。 また大雪がおさまった直後に沿線の雪崩注意箇所の危険除去などのために計画的に運休する場合があります。一例を挙げれば 「上越線は9時ごろから15時ごろまで越後中里~六日町で運休し、代行バスを運行。『はくたか』は○号まで長岡発着で運行。×号からは平常どおり・・・」 といったぐあい。これも事前に告知がされます。 また現地での運転状況確認に大変役立つのが北越急行の「列車運行状況」で、六日町~犀潟間の遅れの有無をケータイからチェックできます。おおいに利用してください。 http://www.hokuhoku.co.jp/i/cellGuide.html ●雪国には想像もつかない危険があります! たとえば用水路、上に雪が積もって空洞になっている場合があって踏み抜くと大変なことになります。特に春先は水量も多く転落して水死、あるいは心臓麻痺で亡くなる方が毎年いらっしゃいます。カンジキを履いて雪原となっている田んぼを進んでゆきたい気持ちはわかりますが、どうか十分注意してください。できれば単独で入るのはやめましょう(誰もみつけてくれません)。用心深い人は夏場の状況をカメラに収めて危険箇所を確かめているぐらいです。 雪が多くのっている屋根や木の直下も避けて下さい。突然落ちてきて生き埋めになる事故も毎年起きています。 道路事情ですが車線の確保が精一杯で歩道にまでは手が回らないことが往々にしてあり、車道のはじをおっかなびっくり歩かざるをえないことも。国道17号、253号は大型車の通行が非常に多いのでじゅうぶん注意してください。特に国道17号線の湯沢と石打の間はちょうど湯沢町と南魚沼市の境ということもありますが、歩行者など皆無でクルマもそのつもりでかなりの勢いで走っています。石打寄りにはトンネルもあって大変危険です。この区間を歩くことは極力避けましょう。 冬場は一部を除き交通量の少ない踏切は閉鎖され、除雪作業の支障になる渡り板や遮断機を撤去してしまいます。ただ地元の人が歩いて利用しているところもあり、徒歩での横断は黙認(?)されているような状態です(警報機は生きています)。撮影するには貴重な線路端、ですが線路に近づき過ぎない様じゅうぶん注意して下さい。夏ならこのへんに遮断機がかかるはず・・・というイメージの外側には絶対に出ないこと! 添付画像は石打駅はずれにあるこうした冬眠踏切からですが、ごらんのように豪快盛大に雪を蹴立てて走ってくる列車は当然アナタにもモロに雪をぶっかけてゆきますのでそのつもりで。少々痛い程度ですがシャッター切ったらすぐ逃げられるよう、カメラは手持ちがよいでしょう。カメラにとっては痛いだけではすまないかもしれませんので。 雪に音が吸収されるため、意外なほど列車の接近に気づかないこともあり、冬眠踏切の横断は左右をよく確認して素早く行いましょう。踏切から線路に沿って歩くなど自殺行為としかいいようのないモラル以前の問題です。絶対にしてはなりません、そこは天井のないトンネルみたいなものです。 クルマで撮影に行かれる方へ。 ・ 融雪装置がない、つまり除雪車によって通行が確保されている道路では、長時間クルマから離れることのないようにお願いします。必要最小限の道幅しか除雪しませんので、路上駐車じたいが他者への非常な迷惑となります。要はクルマから遠く離れず、何かあればすぐに移動できるようにしていて下さい。 北越急行の各駅にはパーク&ライドを想定した駐車場があります。撮影にはいたって重宝なスペースですが、除雪が間に合わずスペースが狭くなっている場合もあり、あくまで空きがあれば短時間使わせていただく・・・という謙虚さをお忘れなく。 ・ 融雪装置が働いている場所以外での「車中泊」は安楽死のおそれがあり非常に危険ですからやめましょう。 最後にあると便利なアイテムをご紹介。 ・予備のバッテリー、充電器類 ・サングラス(晴天時は必須) クルマの方はさらに、 ・スコップ(スタック時にあれば安心。撮影時には雪壁登攀と足場ならし用に。「角」よりも「剣」) ・窓用の霜取りスクレーパー。ガラスやミラーを傷つけないプラスチック製のものが100円ショップで売られています。1個あると非常に便利。 ・脚立(普通の使い道に加えて、雪壁へのハシゴがわりになります) 以上、大変長くかつまとまりのない案内でしたが、皆さんが楽しく雪景色を飛ぶ「はくたか」を撮影されることを願って「雪中撮影考」はおひらきとします。 最後までお読みいただきありがとうございました。
by muikamachi-hatsu
| 2013-12-16 13:57
| 総合案内所
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