12月に入りました、コダックです。
2007.3.12 大沢駅 もうすぐこんな光景に変わる「はくたか街道」。長々とした文章に走りがちな私ですが、「師走」の忙しい中おいでくださった皆さんのためにも、ここは要点箇条書きで進めさせていただきます。 ●長靴は必需品だ 寒いところで何がつらいって、足元の寒さほどせつないものはありません。上半身だけならは多少の寒さはガマンできても足元が冷え切ってしまったら行動意欲そのものが失われてしまいます。 豪雪地帯では消雪パイプの地下水で無雪道路を維持しています、つまり雪のない路上は基本的に水びたしの状態です。乾いた地面は屋内にしかない!!これはぜひ知っておきましょう。長靴履いて新幹線に乗るのは勇気が必要かもしれませんが、「のぞみ」じゃなく「たにがわ」なので大丈夫!また少々値は張りますがアウトドアショップや釣具店なんかにゆくとおしゃれなやつもありますし。 ●労働者のユニ○ロ、ことワー○マンへGo! 次に何を着てゆくかであります。「はくたか街道」沿線は最も標高が高い越後湯沢でも海抜365メートル、さすがに真冬の早朝にはマイナス10℃近くまで下がることも時々ありますが、北海道のように終日気温が氷点下のまま、ということはまずありません。したがって雪はかなり水分を含んでおり、払い落とせるようなパウダーではありません。つまり濡れます。地元の人は屋外作業はお天気にかかわらず雨合羽で、という人も多く、お気に入りのダウンジャケットでは後悔する可能性大。防水スプレーは気休めでしかありません。 ウィンタースポーツをされる方はそのウェアがいちばんいいと思いますが、持ち合わせのない方は、吉幾三が目印の標題のような作業服のお店に行ってみてください。こういうところで売られている職人仕様の服はなぜか不思議に濡れようが汚れようが気になりません(汚れは勲章?!)。要はひどく汚れたりくたびれたらクリーニングなどせずに捨ててしまって「おニュー」に、というコンセプトですから価格も非常に安くてワンシーズンもてばいい、あるいは着るのは年に数日とおっしゃる向きには十分です。「長靴+ガテン系防寒着上下+必要に応じて雨合羽」で「はくたか街道」装備の一丁あがり。 ●そのほか ・普通の手袋にプラスして、その下によく看護師サンが使用しているようなビニールの肌にピッタリ密着する手袋をはめて撮影に臨むと、カメラ操作もでき、しかも寒くありません。 ・傘は撮影時はさしていられませんので持ってゆくべきか迷うところですが、水っぽい雪なのでないよりはあったほうがよいと思います。 ・雨合羽は濡れずにすむのはありがたいのですが、ご存知のとおりムレやすいのが欠点です。無造作にケータイを胸ポケットなんかに入れないように(私はそれで1台パーにしました)。着替えの靴下、下着、そしてタオル2,3枚をたとえ日帰りでも持参することをおすすめします。 ・雪の中でモノを落とすと音はしないわ降っていれば埋まってしまうわ、で気づいてから探し出すのは非常に困難です。スキー場でも滑走中にクルマのキーを紛失され、自宅までスペアを取りに新幹線で帰る気の毒なお客様が毎年いらっしゃいます。カギやケータイ、サイフなどはジッパーの付いたポケットに確実にしまうか、首から下げるなど工夫して紛失を防ぎましょう。 ・クルマで行かれる方は撮影前に現地のホームセンターでこれらのアイテムをまとめて調達・・・、というテもあります。湯沢インター出てスグ、あるいは十日町市街のはずれに大型のホームセンターがあります。あとワーク○ンは国道17号線塩沢/六日町間にあります。朝の7時半ごろから営業していて助かります。 なんだかんだで結局長くなりました(笑)。次回は「どうやって現地へ行くか」にせまりたいと思います。 #
by muikamachi-hatsu
| 2013-12-01 15:25
| 総合案内所
幣ブログへのご訪問ありがとうございます。コダックです。
あと2回の冬を越した2015年の早春に「はくたか」は走り去ってしまいます。雪の中を力走するその姿に憧れて計画を練る方がこんご増えてくることでしょう。 幣ブログのポリシーは「第三者に迷惑をかけず安全に」でありますゆえ、イケイケの案内をするつもりは毛頭ありません。これからここで述べるのは「雪をいかに味方につけて傑作をモノにするか」であります。そこでまずは敵を知るために「はくたか街道」が通る新潟県中越地方、駅名で申せば越後湯沢とほくほく大島の間における雪の降り方についてご案内したいと思います。 2008.2.15 六日町→塩沢 はくたか15号 異常気象だの温暖化だのと言われてますが、結論から先に言うとここ6,7年は異常に雪が少なかった冬はありませんでした、むしろ平成18年、23年と記録に残るほどの豪雪もあって、最盛期には六日町の市街地でも2,3メートルの積雪量になるていどはコンスタントに降っています。 ただ雪の降り方にはちゃんと傾向があり、 12月中旬から下旬にかけて根雪になって、 1月中はとにかく降り続き、 2月10日前後にそのシーズンのピークを迎え、 以降は徐々に減ってゆく。2月下旬以降にとんでもないドカ雪が降ることはまずない。 ・・・このパターンはぜひおさえておいていただきたいと思います。 ですから成人の日の連休あたりに晴れは、期待するほうが間違いと言っても良く、ヘタすれば撮るべき「はくたか」が運休なんてことも起こり得ます。もちろんどんよりと暗い空から降り止まぬ雪、みたいなシーンは1月ならばこそ。日は短いし運休のリスクまで含めるとかなり厳しい条件ですが、雪の凄さを写真で表現したければ1月中から2月初旬がベスト、ということになります。 いっぽう雪国のおだやかな表情、雪晴れの高い空などは2月中旬以降の訪問をお勧めします。日照時間もどんどん長くなり、年によって差はありますが、3月に入ればふきのとうが顔を出すことも・・・。寒いのは苦手だ、という方も2月下旬になればそれなりの準備は必要ですが、さほど神経質にならなくとも大丈夫かと思います。 ただいずれにせよ、「はくたか」を雪国で撮影するには、スキーやスノボで設備の整ったスキー場へ日帰りで行くような手軽さだけではやや心配ですね。スキー場はリフトに乗る切符さえ買えばお客様として扱ってもらえますし、都会的センスのファシリティーもありますが、線路端ではそうもいきません。 次回、できれば雪が降る前にその辺のお話をしたいと思います。期待せずご期待ください。 なお同じ新潟県でも「はくたか街道」の西のほう、具体的にはうらがわら駅付近以西は「上越地方」となります。海岸沿いの平野部になりますので降雪量は少なく、1メートルを超えればニュースになります。この地域での対策の重点は積雪よりも日本海からモロに吹きつける風対策になるでしょう。 #
by muikamachi-hatsu
| 2013-09-26 17:44
| 総合案内所
こんにちは、コダックです。
秋の撮影シーズンになりました。きょうご紹介するのは越後湯沢駅からのアクセスが容易な「堀切」界隈をご紹介します。 地元の人同士の会話か土地の登記簿ぐらいでしか「堀切」という地名は使われないのですが、越後湯沢から石打へ向かう途中の小字の名称です。国道17号線を湯沢インターのほうから来ると、湯沢健康ランド前から右斜めへの小道に入り、上越線のガードをくぐった先の田んぼ一帯になります。小規模ながらも棚田も見られ、秋の撮影にはもってこいです。 魚野川沿いの山が狭まる地形の制約から上越線、国道17号、関越道がもつれ合うように並んでいるため、いろいろ目障りなものもありますが、上手にかわしてみてください。線路ぎわの雪崩防護柵から石打方を望めば好ましいSカーブ、9両編成の「はくたか」がきれいに収まります。 2013.8.4 はくたか7号(この列車と折り返し10号のみ6両) 午前中は逆光ぎみ、正午ごろから順光になります。山がせまるロケーションなため、秋になれば15時前後には山蔭に入ってしまうかと。湯沢側は下のようなイメージです。 2013.8.4 16:58ころ 2071レ 【留意点】 撮影地一帯の道路は道幅が狭くなっております。クルマ利用の際にはご配慮を。なお国道17号線上のガーラ湯沢駅方面へ入る角地に駐車帯があります(電話ボックスが目印)。そこから徒歩で入るのもよろしいかと思います。 【冬期間】 国道からどのへんまで入れるかは未確認です。 【耳寄り情報】 湯沢駅西口ロータリー内にある「雪国観光舎」という名の観光案内所には、電動アシストつきのレンタサイクルがあります。2時間500円、4時間なら1,000円です。 この撮影地までは約15分ほどで行けます。4時間借りればその気になれば石打方面へも遠征可能。鉄道利用での撮影には大変便利です。なお当然ですが冬季は貸してくれません。 #
by muikamachi-hatsu
| 2013-09-26 16:07
| 越後湯沢-六日町
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