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大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ~

こんにちは、コダックです。
2000年に始まったこの「大地の芸術祭」、今年その第4回目が9月17日まで開催中です。

過疎と高齢化が進んで限界集落だらけの山里でこんなものが受け入れられるのか。またそれをわざわざ見に来る人なんかいるんだろうか・・・。そんな私の思いは完全に忌憂だったようで、約50日間の開催期間中に40万人近い人が内外から訪れる大イベントに成長しました。JRからほくほく線に乗り入れる臨時列車も運行されるようになって、テツな人にとっても注目のイベントになりつつありますね。

十日町市を中心とする妻有(つまり)の広大な山里を美術館に見立てる、というコンセプトなので全部鑑賞するのはマイカーを使ってもかなり大変ですが、芸術作品と「はくたか」のコラボレーションをまつだい駅周辺で狙ってみました。

2009.8.16 十日町-まつだい
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フランス人アーティストによるこの作品は、題して「リバース・シティ」。色エンピツ群の長さは2メートル前後、そして大人がジャンプしてもわずかに届かない高さに吊り下げられています。一本一本に国の名が記されていて、色や長さの違いに作者のメッセージが込められているんでしょう・・・。なんて深読みをしようがしまいが棚田の中に忽然とこうしたものが存在するのは意表を突かれます、単純に楽しいです。

野山を汗をかきながら「芸術の夏」もいいものです。

【行き方】
まつだい駅の周辺と松代城跡へ至る山道に比較的作品が集中しています。「大地の芸術祭」公式ホームページなども参照して下さい。まつだい駅周辺の他に北越急行と絡めることができる作品があるかどうかは未確認です。
ただ鉄道と絡めた構図なんてことには当たり前ですが配慮は一切していませんし、そもそもあらぬ方を向いていたり、でけっこう頭を抱えることになろうかと思います。
【その他】
2000年の第1回から芸術祭開催の有無に関係なく常設されている作品も数多くあります。雪の重みでつぶれてしまうようなものは除き、基本的に撤去はされないようです。だから「芸術祭」が終わってしまっても大丈夫です!
by muikamachi-hatsu | 2012-08-13 11:37 | 十日町-まつだい
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